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 ここでは、井戸掘削方法のひとつパーカッション工法のうち、ビーム式さく井機を使った工法について説明します。
 左の機械がビーム式さく井機です。据え付けた様子を横から見たところです。この機械がビーム式と呼ばれているのは、機械の頭にビームという部品が付いているからです。パーカッション工法は、ビットを地層に叩き付けて、その衝撃で地層を砕きながら掘っていく工法です。このビームが井戸を掘るときに重要な役目をします。


 上図のように、ビームを動かすことにより、ビットを上下させます。ビットは重さ2t程度の筒状のもので先端は硬い鋼でできています。このビットが落ちるときに地層を砕くのです。ビットとビームはワイヤーでつながれていて、掘削が進んだ分だけドラムからワイヤーを出していきます。
 掘削中は、孔の中に常に泥水を満たしておきます。掘り屑が孔の底に沈殿して掘削の邪魔をしないようにしています。また、孔の崩壊を防いでいます。
 上図では掘削が進み、掘り屑が溜まってきました。


 溜まった掘り屑は、ベーラーという道具を使って取り除きます。ベーラーは長さ4m程度の円筒形をしており、底に弁が付いています。上の図のように、泥水と一緒に掘り屑を排出します。掘り屑を取り終えると、また掘削を再開します。この一連の作業を繰り返しながら井戸を掘っていきます。


 目的の深度まで掘り終わると、掘った孔に鉄管を入れます。鉄管は一本が6m程度で、一本づつ溶接してつなぎながら入れていきます。鉄管の中には穴の開いたもの(スクリーン)があり、このスクリーンが水のある地層の位置になるよう順番を考えながら入れていきます。地下水はこのスクリーンを通して井戸の中に入ってきます。


 鉄管を入れた後、続いて鉄管の周りに豆砂利を入れます。
 豆砂利はフィルターの役目をして、砂が井戸の中に入るのを防ぎます。また、掘った孔と鉄管の隙間を埋めて地層の崩壊を防いでいます。


 井戸が完成しました。水中ポンプを入れて地下水を汲み上げています。水量も豊富で、水質も良く、とても良い井戸になりました。鉄管入れで活躍した溶接くんも、おいしそうに汲み上げた水を飲んでいます。
ご苦労様でした。