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温泉掘削は、ほとんどの場合、ロータリー工法という方法が用いられます。
ビットと呼ばれる刃先を回転させて掘っていきます。ビットを回転させるのは地上にあるさく井機械で、地下のビット(刃先)とは、ロッドと呼ばれる長い棒でつながれています。ロッドは何本もの棒をつないだもので、掘削が進んだ分だけ付け足しながら長くしていきます。
また、温泉は一回で掘らず、何回かに分けて掘るのが普通で、2段〜3段の竹の子状の構造になっています。
上の図は、1段目の掘削をしているところです。第四系の砂礫層を抜け、基盤岩の花崗岩にあたったところです。 |
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目的の深度 まで掘り終わると、掘った孔に鉄管を入れます。孔が崩れて埋まってしまうのを防ぐためです。 |
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鉄管は一本が 6m程度のものを使い、一本づつ溶接してつなぎながら入れていきます。 |
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温泉は深度が深いので大変な作業です。最近ではネジ
でつながるようになっている鉄管もあります。 |
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一段目が掘り上がり、鉄管を入れたところです。
鉄管は、せっかく掘った孔が崩れないようにするために入れます。
また、特に一段目では、鉄管と地層の間をセメントで固めて、井戸の中に冷たい地下水が入り込まないようにしました。水井戸の場合はとても貴重な地下水も、温泉井戸の場合は温度を下げる邪魔者となるのです。 |
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二段目の掘削をしているところです。
一段目より小さい径のビットを使い、一段目の孔の中を掘っていきます。
今度は、花崗岩の中を掘っています。花崗岩の割れ目に含まれる温泉をねらっているのです。
この温泉井戸は二段目の掘削で終わりですが、三段の温泉井戸もあり、この場合は二段目に鉄管を入れた後、さらにその中を小さい径で掘っていきます。
一段目二段目に関わりなくロータリー工法では掘削中常に孔内に泥水を循環させ、掘りくずを排出しています。また、泥水を使うことにより掘削中の孔の崩壊を防いでいます。 |
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二段目の掘削が終わり鉄管を入れました。鉄管の入れ方は一段目と同じですが、今度はセメントで固めません。
温泉を取るため孔のあいた鉄管(スクリーン)を使います。左図ではスクリーンがちょうど温泉を含む亀裂の発達した部分に入れられています。温泉はこのスクリーンを通
して井戸の中に入ってくるのです。
見事に温泉の掘削に成功しました。水中ポンプを入れて温泉を汲み上げ、露天風呂にしています。鉄管の溶接を担当した溶接くんも気持ちよさそうに入っています。 |
※このボードに示した地下地質は温泉掘削の一つの例です。実際の温泉掘削では様々な地層が対象となります。
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